ハエトリ粘着剤エアゾール
特長
- 飼料や肥料の空き袋(ビニールやポリエチレン等)または吸水性のない紙に吹き付けるだけ。
- エアゾール成分であるポリブデン特有の誘引力と表面の偽水濡効果*により、ハエ類や不快昆虫を寄せ集めて捕える。
- 弊社従来品と比較し、作業性、効果持続期間が向上。
*粘着膜の光の反射により、水と間違えて引き寄せる効果。
基本的な使い方
使用直前に必ずよく振ってからスプレーしてください。
- ボタンの噴射口の向きを赤印に合わせる。
- 台紙を平らな場所に置き、表面より30cm程離して均一にスプレーする。
- 約10分ほど放置し、液ダレがないことを確認する。

台紙の材料(例)
● 飼料の空き袋(内面ラミ加工面使用)
● 肥料のビニール袋
● 厚手のビニールシート
● コート紙など吸収性のない紙やシートを使用(イエバエは白色、サシバエには黒色が効果的)
使用量の目安
①飼料・肥料袋1枚当り20㎖(本剤1本で約20枚)
②B4判台紙1枚当り10㎖(本剤1本で約40枚)
● ゴミやホコリが付かなければ、効果は長く、おおよそ1ヶ月続きます。
● たくさんのハエが付いたら、ハエの上から再度スプレーしてください。ハエがハエを呼び、効果が増大します。
● 市販されているハエトリ紙の上からもスプレーが可能です。
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サシバエの特徴
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サシバエ対策
トラップ例①
- 園芸用の黒マルチを平らな場所に置き、『ハエトリ粘着剤エアゾール』を均一にスプレーし、液ダレしないことを確認する。
- 飼槽の壁など牛にイタズラされない位置で、地面対し垂直、横長にスプレーした黒マルチを貼る。
- 牛舎と外の境界部分にトラップを設置することにより、牛舎に入ることを遮断する。
- ホコリ等で表面の粘着性が落ちた場合は、再度(可能であれば@後)スプレーする。

資料提供:栃木県河内農業振興事務所
トラップ例②
- 黒いビニール袋に、『ハエトリ粘着剤エアゾール』を塗布する。
- 水の入ったペットボトル(重石になるようなもの)を、サシバエ通り道に設置し黒いビニール袋を被せる。
- 捕獲後、ビニール袋を裏返し処分する。
注意事項
速乾性ですので、対象物以外に付着しないよう注意してください。
粘着剤が目的場所以外に付着した場合は、いづれの場合も乾燥する前に、ウエスで良く拭き取ってください。拭き取った後も、固形分(粘着剤)が残りますので、乾燥した場合は、被着体により下記のように除去してください。
- ペット(動物)に付着:小麦粉を付着した部分に振り掛ける(他の部分への広がりを抑えるため)。石鹸かシャンプーで丁寧に洗う。
- 衣服に付着:上記の他に、灯油や食用油で付着した部分をふきとり、付着部の裏側に当て布をし、擦らず、上からウエスでトントン叩きながら汚れを落とす。(服を傷めないか事前の確認は必要)
- 壁・床に付着:ウエスで上から押さえ、擦らず、表面の糊を取り去る。必要であれば、灯油や 食用油で拭き取る。(傷めないか事前の確認は必要)
- 皮膚に付着:ペットの方法でも良いが石鹸で丁寧に洗う。
火気と高温に注意
高圧ガスを使用した可燃性の製品であり、危険なため、下記の注意を守ること。
①炎や火気の近くで使用しないこと。②火気を使用している室内で大量に使用しないこと。③高温にすると破裂の危険があるため、直射日光の当たる所や火気等の近くなど温度が40 度以上となる所に置かないこと。④火の中に入れないこと。○使い切って捨てること。
高圧ガス:LPG
警告
可燃性注意
破裂注意
- 吸入飲用不可 人体に害がありますので吸入したり飲んだりしないでください。
- 皮膚の弱い人は、かぶれる恐れがあるので、保護手袋を使用してください。
- 引火性があるので、火気に近づけないでください。
- 破裂する恐れがあるので、直射日光の当たる所や約40 度以上の所、特にフロントウィンドやウィンドの近く、座席の上及びファンヒーターの 吹き出し口のそばに置かないでください。
- 人体に使用しないでください。
- 子供の手の届かない所に置いてください。
応急処置
- 飲み込んだ場合は、吐かせずに、直ちに医師の診断を受けてください。
- 誤って目に入った場合は、直ちに清水で15分以上洗眼し、速やかに医師の診察を受けてください。
- 顔や皮膚に付着した場合は、直ちに石けん水でよく洗い落とし、痛み又は外観に変化があるときには、医師の診察を受けてください。
- 使用中気分が悪くなった場合は、直ちに使用を中止し、速やかに通気の良いところで安静にし、医師の診察を受けてください。
- 医師の診察を受ける場合は、本品を持参してください。
使用上の注意
- 噴射口の向きを確認してから使用してください。
- 上記用途以外には使用しないでください。
- 容器を下向きにしたり、横向きにした状態で使用しないでください。ガスだけが噴射され、最後まで使用できない場合があります。
- 換気の良い所で使用してください。
- キャップだけを持つと、本体が落下する恐れがあるので注意してください。
- シミになる恐れがあるので、衣類には付着しないようにしてください。
保管及び廃棄方法
- 保管の際は、必ずキャップをし、破裂の原因となるので温度が40 度以上となる所、直射日光の当たる場所や錆の発生しやすい場所・湿気の多い所には置かないでください。
- 廃棄の際は、中身を使い切ってから、火気のない戸外でガスが完全になくなるまでボタンを押し、ガスを抜いてから、都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に処理を委託してください。
梱包
191mL