アグロケア®水和剤

農林水産省登録第22516号
有効成分バチルス ズブチリス HAI-0404株の生芽胞 5×109cfu/g
物理的化学的性状類白色水和性粉末
有効年限4年
アグロケア水和剤-製品

特徴

  • 灰色かび病、うどんこ病、葉かび病の防除に!
  • 従来の微生物農薬と比べ作物の汚れが、とても少ない!
  • 無加温ハウスや高冷地でも使いやすい! 低温でも効果を発揮。
  • 使用回数制限がなく、農薬の使用回数にカウントされません。
    ~減農薬栽培、無農薬栽培等のJAS認証制度に適しています。
  • 特別栽培農産物の生産に好適!
  • 収穫前日まで使用でき、果菜類の防除に好適!
  • 各種薬剤耐性菌に対しても効果的。

※10℃以上の環境でご使用ください。

適用病害名及び薬量

作物名 適用病害名 希釈倍数(倍) 使用液量 使用時期 本剤の
使用回数
使用
方法
バチルス ズブチリスを
含む農薬の総使用回数
野菜類
(トマト、ミニトマト、ピーマン、
ほうれんそう、セルリー、なす、
にら、パセリ、しそ、食用ゆり、
食用ぎく、きく(葉)を除く)
灰色かび病、うどんこ病 1,000~2,000 100~300L
/10a
収穫前日まで 散布
パセリ、しそ 灰色かび病、うどんこ病
斑点病 2,000
トマト 灰色かび病、うどんこ病 1,000~2,000
葉かび病
ミ二トマト 灰色かび病、うどんこ病
葉かび病
斑点病 2,000
セルリー 灰色かび病、うどんこ病 1,000~2,000
斑点病
なす 灰色かび病、うどんこ病
すすかび病 2,000
ピーマン 灰色かび病、うどんこ病 1,000~2,000
黒枯病 2,000
にら 白斑葉枯病、うどんこ病 1,000~2,000
ほうれんそう 灰色かび病、うどんこ病
白斑病 2,000
しょうが 白星病
食用ゆり 灰色かび病、うどんこ病 1,000~2,000
葉枯病 1,000
食用ぎく
きく(葉)
灰色かび病、うどんこ病 2,000
白さび病
きく 白さび病 発病前~発病初期
うどんこ病 1,000
花き類・観葉植物
(ばら、きくを除く)
うどんこ病
ばら うどんこ病 1,000~2,000
かんきつ 灰色かび病 200~700L
/10a
収穫前日まで
なし 黒星病
ブルーベリー 灰色かび病 2,000
作物名 適用場所 適用病害名 希釈倍数(倍) 使用液量 使用時期 本剤の
使用回数
使用方法 バチルス ズブチリスを
含む農薬の総使用回数
野菜類 温室、ガラス室
ビニールハウス等の
密閉できる場所
灰色かび病 1,000 10L/10a 収穫前日まで 常温煙霧

効果・薬害などの注意

  • 有効成分は生菌であるので、散布液調製後はできるだけ速やかに散布してください。また、開封後は密封して保管し、できるだけ早く使いきってください。
  • 他剤と混用すると十分に効果が発揮されない場合があるので注意してください。
  • 低温下では効果が出にくいので、10℃以上が確保できる条件で使用してください。
  • 保護作用が強く予防効果が主体なので、発病前から発病初期lこ7~10日間隔で散布してください。生育の早い作物に使用する場合には散布頻度を高めるなどの工夫をしてください。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調整してください。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをおすすめします。

安全使用上の注意

  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけてください。
  • 夏期高温時の使用をさけてください。

保管等に対する注意

直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。

Q & A

Q1. 購入後直ぐに使用しなければいけませんか?

A1. 有効期限内で未開封であれば問題なく使用できます。有効成分は湿度に弱いので、開封後は速やかにご使用下さい。

Q2. 作物に汚れが付着しますか?

A2. 作物に対ずる汚れはほとんど目立ちません。収穫間際の作物にも安心してご使用いただけます。

Q3. 化学農薬と併用できますか?

A3. 多くの化学農薬との混用・体系防除が可能です。詳細は、混用事例表でご確認下さい。

Q4. 展着剤は使った方が良いのでしょうか?

A4. 展着剤の種類によって影響を及ぼすものがあります。詳細は、混用事例表でご確認下さい。

Q5. 病害に対する作用性は?

A5. 植物病原菌との栄養及び生息場所の競合作用と考えています。

Q6. 使用時期は?

A6. 植物病原菌より早く作物上に定着させる必要がありますので、発病前から予防的にご使用下さい。処理前に発病が認められる場合は、化学農薬を使用して病原菌密度を低下させてからご使用になるのが効果的です。

Q7. 散布後、有効成分(微生物)は増殖するのでしょうか?

A7. 有効成分(微生物)は、経日的に減少していきます。作物体上で移動することもありませんので、散布ムラの無い様に散布して下さい。また新葉の展開が旺盛な時期は散布間隔を短くしてご使用下さい。

Q8. 冬季に施設内栽培作物に使用する場合、何度以上の加温が必要ですか?

A8. 有効成分(微生物)は、低温での生育に優れており過度な加温は必要ありません。作物が生育できる温度を保ってください。

Q9. 有効成分の濃度(cfu/g)が他剤と比べて低いようですが、効果に差はありませんか?

A9. 同じバチルス菌でも同一菌ではないため特性の違いがあります。含有量が少なくても問題ありません。

Q10. 散布液は調製後すぐに散布したほうがいいのでしょうか?

A10. 散布液調製後、すぐに散布してください。

Q11. アグロケアの残効期間は?

A11. 残効期間はおよそ一週間程度です。安定した効果を維持するために短い間隔で継続散布してください。

Q12. 高温時の効果は劣るのでしょうか?

A12. 高温時でも十分な菌量が存在していますので、効果が劣ることはありません。

Q13. 10℃以下の水を使って散布液を調製しても問題ないでしょうか?

A13. 散布液中で菌は発芽しないので問題ありません。植物体上で10℃以上になってから発芽生育します。

Q14. 高濃度希釈液を作ってしばらく置いておいたら変色しましたが、使用しても大丈夫でしょうか?

A14. 高濃度液は調製後徐々に変色しますが、効果に影響はありません。

Q15. 強酸性電解水で散布液を作っても問題ないでしょうか?

A15. 強酸性電解水(pH3以下)での試験事例がないため、使用はさけてください。

Q16. 毒性、魚毒性が未記載ですが、安全性に問題はありませんか?

A16. 動物を使った各種試験で毒性や病原性、感染性は認められません。鳥や魚に対しても、影響がないことが確認されています。

梱包

(100g × 25袋)× 2箱

毒性

普通物