日曹プレビクールN液剤
農林水産省登録 | 第17198号 |
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成分含有量 | プロパモカルプ塩酸塩……64.0% |
物理的化学的性状 | 淡黄色澄明水和性液体 |

特徴
- 優れた浸透性で、散布後速やかに(主に茎葉部から)吸収され、短期間で根から葉先まで芝全体に行きわたります。また、散布数時間後の降雨にもほとんど影響ありません。
- 本来の殺菌作用に加え、芝が本来持っている『病害に対する自己防衛機能』を高めるというユニークな働きを示します。また、その作用からみて、耐性菌出現および交差耐性発現の可能性は低いと考えられます。
- 人畜毒性・魚毒性が低く、周辺環境への悪影響が少ない薬剤です。また土壌吸着性が強く、水系への流出のおそれもほとんどありません。
- 顆粒水和剤ですので、希釈時の粉立ちが少なく、使いやすい製剤です。
適用病害と使用方法
作物名 | 適用病害名 | 希釈倍数 (倍) |
使用時期 | 本剤及び プロパモカルブ塩酸塩を含む 農薬の総使用回数 |
使用方法 |
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芝 (ベントグラス) |
赤焼病 | 400〜600 | 発病初期 | 8回以内 | 希釈液1ℓ/㎡ 散布 |
ピシウム病 | 500 | 希釈液0.5ℓ/㎡ 散布 | |||
ガ−べラ | 疫病 | 400〜600 | 希釈液3ℓ/㎡ 土壌灌注 |
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セントポーリア | 希釈液20〜25㎖/株 株元灌注 |
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きゅうり | 立枯性疫病 | 400 | 苗床:播種直後 本圃:定植直後 及び生育初期 (収穫21日前まで) |
3回以内 | 希釈液3ℓ/㎡ 土壌灌注 |
苗立枯病(ピシウム菌) | 播種時 | ||||
しょうが | 根茎腐敗病 | 400〜600 | 生育期(収穫30日前まで) | 5回以内 | |
レタス | べと病 | 500 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 散布 |
たばこ | 舞病 | 400 | 大土寄時 | 2回以内 (大土寄時1回または苗床期2回) |
希釈液100㎖/株 株元灌注 |
疫病 | 400〜600 | 苗床期(移植前日まで) | 希釈液5ℓ/㎡ 苗床散布 |
病害の発生消長と防除適期

※本剤による赤焼病の防除では、発病前から予防的に散布するのが最も効果的です。
注意事項
- 本剤の使用に当たっては、使用量・使用時期・使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
- 本剤は酸性溶液なので、金属器具・容器を使用した場合は、使用後よく水洗してください。
- 誤飲などのないように注意してください。
- 原液は眼に対して刺激性があるので、散布液調製時には眼に入らないように注意してください。目に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 空容器は圃場などに放置せず、適切に処理してください。
- 密栓し、直射日光を避け、食品と区別して、小児の手の届かない冷涼な場所に保管してください。
梱包
1リットル (ビン)
毒性
人畜毒性:普通物
魚毒性:この登録に係る使用方法では該当がない。
備考
ゴルフ場における農薬の安全使用について
- 病害虫の防除などに使用するや薬剤については、農薬取締法に基づく登録農薬を使用しましょう。
- 使用に当たっては、登録における適用作物、使用方法、使用上の注意事項等を遵守しましよう。
- 使用に当たっては、気象・地形等環境条件を考慮のうえ十分な危害防止対策を行いましょう。