トップジンM水和剤
農林水産省登録 | 第11573号 |
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成分含有量 | 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン……70.0% |
物理的化学的性状 | 淡褐色水和性粉末45μm |
構造式 | ![]() |

特徴
- 日本曹達が発明開発した純国産の強力殺菌剤です。
- 速効性と残効性を持っており、すばらしい効果が長つづきします。
- 低濃度で高い効果があり、作物の汚れが少ない農薬です。
- 強い浸透力があり、植物体に侵入している病原菌を死滅させます。
- 定期的な予防散布に、激発時のまん延防止にすばらしい効力を発揮します。
- 広範囲の作物病害に基幹防除剤として威力を発揮します。
- ほとんどの殺虫剤・殺ダニ剤と混用できます。
使用方法
- ボルドー液、無機銅剤との混用は効果の点で不明な点があるのでさけてください。有機銅剤との混用は可能です。
- かんきつの貯蔵病害防除に使用する場合は青かび病、緑かび病、軸腐病、黒斑病、灰色かび病には有効であるが黒腐病には効果が劣るので黒腐病防除が主体の場合は使用しないでください。また、収穫前3週間以内(夏みかん、雑柑類の場合には収穫前2〜3週間の間)に1回散布すると効果的です。
適用病害名及び薬量
物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期* | 本剤の 総使用 回数 |
使用方法 | チオファネートメチルを 含む農薬の 総使用回数 |
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みかん | そうか病 | 30倍 | 8ℓ/10a | 4〜6月 | 5回以内 | 空中散布 | 8回以内 (塗布は3回以内、 散布、空中散布及び 無人ヘリ散布は 合計5回以内) |
灰色かび病 そうか病 |
1000〜 1500倍 |
200〜700ℓ /10a |
収穫前日 まで |
散布 | |||
貯蔵病害(軸腐病) 貯蔵病害(青かび病) 貯蔵病害(緑かび病) |
2000〜 3000倍 |
||||||
かんきつ (みかんを 除く) |
貯蔵病害(軸腐病) 貯蔵病害(青かび病) 貯蔵病害(緑かび病) |
8回以内 (塗布は3回以内、 散布は5回以内) |
|||||
りんご | 黒星病 うどんこ病 黒点病 褐斑病 |
1500〜 2000倍 |
6回以内 | 10回以内 (塗布は3回以内、 灌注は1回以内、 散布は6回以内) |
|||
腐らん病 モニリア病(実腐れ) |
1000〜 1500倍 |
||||||
輪紋病 すす点病 すす斑病 |
1500倍 | ||||||
白紋羽病 | 500〜 1000倍 |
- | 休眠期〜 生育期 |
1回 | 灌注 | ||
なし | 黒星病 うどんこ病 |
1500〜 2000倍 |
200〜700ℓ /10a |
収穫前日 まで |
6回以内 | 散布 | 11回以内 (塗布は3回以内、 休眠期の散布は 1回以内、 灌注は1回以内、 生育期の散布は 6回以内) |
腐らん病 | 1000倍 | ||||||
輪紋病 | 1000〜 1500倍 |
||||||
心腐れ症(胴枯病菌) 胴枯病 |
1500倍 | ||||||
白紋羽病 | 500〜 1000倍 |
- | 休眠期 | 1回 | 灌注 | ||
マルメロ かりん |
腐らん病 | 1000〜 1500倍 |
200〜700ℓ /10a |
収穫前日 まで |
6回以内 | 散布 | 9回以内 (塗布は3回以内、 散布は6回以内) |
かき | うどんこ病 炭疽病 落葉病 黒星落葉病 |
10回以内 (塗布は3回以内、 休眠期の散布は 1回以内、 生育期の散布は 6回以内) |
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もも | 灰星病 黒星病 ホモプシス腐敗病 |
||||||
枝折病 | 1000倍 | ||||||
ぶどう | 灰色かび病 褐斑病 うどんこ病 黒とう病 |
1500〜 2000倍 |
収穫45日前 まで |
1回 | 5回以内 (塗布は3回以内、 休眠期の散布は 1回以内、 生育期の散布は 1回以内) |
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晩腐病 芽枯病 |
1000倍 | ||||||
苦腐病 | 1000〜 1500倍 |
||||||
おうとう | 灰星病 せん孔病 幼果菌核病 |
収穫14日前
まで |
3回以内 | 6回以内 (塗布は3回以内、 散布は3回以内) |
|||
びわ | ごま色斑点病 | 800倍 | 7回以内 (塗布は3回以内、 散布は3回以内、 灌注は1回以内) |
||||
灰斑病 | 1000倍 | ||||||
白紋羽病 | 300〜 500倍 |
- | 収穫後 (7月上旬〜 9月上旬) |
1回 | 灌注 | ||
小粒核果類 | 灰星病 環紋葉枯病 葉炭疽病 |
1500倍 | 200〜700ℓ /10a |
収穫21日前 まで |
3回以内 | 散布 | すももは6回以内 (塗布は3回以内、 休眠期の散布は 1回以内、 生育期の散布は 3回以内)、 その他の 小粒核果類は 6回以内 (塗布は3回以内、 散布は3回以内) |
黒星病 黒粒枝枯病 |
1000〜 1500倍 |
||||||
いちじく | 黒葉枯病 | 1000倍 | 収穫7日前 まで |
5回以内 | 14回以内 (塗布は3回以内、 灌注は6回以内、 散布は5回以内) |
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黒かび病 | 1000〜 1500倍 |
5回以内 | |||||
そうか病 | 1500倍 | ||||||
株枯病 | 500倍 | 1ℓ/株 | 定植期及び 生育期 但し 収穫30日前 まで |
6回以内 | 灌注 | ||
キウイフルーツ | 果実軟腐病 | 1000倍 | 200〜700ℓ /10a |
収穫前日 まで |
5回以内 | 散布 | 8回以内 (塗布は3回以内、 散布は5回以内) |
あけび(果実) | うどんこ病 | 収穫7日前 まで |
3回以内 | 3回以内 | |||
オリーブ | 梢枯病 | 収穫30日前 まで |
2回以内 | 5回以内 (塗布は3回以内、 散布は2回以内) |
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りんご(苗木) ・ なし(苗木) |
白紋羽病 | 500倍 | - | 植付前 | 1回 | 10分間 根部浸漬 |
6回以内 |
もも(苗木) | 7回以内 (散布は6回以内) |
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桑(苗木) | 3回以内 | ||||||
水稲 | ばか苗病 | 300〜 500倍 |
は種前 (浸種前又は 浸種後) |
6〜24時間 種子浸漬 |
3回以内 (種子への処理は 1回以内) |
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30倍 | 10分間 種子浸漬 |
||||||
小麦 | 雪腐病 | 2000〜 2500倍 |
60〜150ℓ /10a |
根雪前 | 3回以内 (出穂期 以降は 2回以内) |
散布 | 4回以内 (種子への処理は 1回以内、 散布及び 無人ヘリ散布は 合計3回以内、 出穂期以降は 2 回以内) |
雪腐大粒菌核病 | 1000倍 | ||||||
250〜 500倍 |
25ℓ/10a | ||||||
赤かび病 | 250倍 | 60〜150ℓ /10a |
収穫14日前 まで |
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1000〜 1500倍 |
|||||||
うどんこ病 | 2000倍 | ||||||
眼紋病 | 1000倍 | ||||||
麦類 (小麦を除く) |
雪腐病 | 2000〜 2500倍 |
根雪前 | 3回以内 (出穂期 以降は 1回以内) |
3回以内 (種子への処理は 1回以内、 出穂期以降は 1回以内) |
||
赤かび病 | 1000〜 1500倍 |
収穫30日前 まで |
|||||
うどんこ病 | 2000倍 | ||||||
眼紋病 | 1000倍 | ||||||
だいず | 紫斑病 | 種子 重量の 0.5% |
- | は種前 | 1回 | 粉衣 | 4回以内 (種子への処理は 1回以内) |
1000〜 1500倍 |
100〜300ℓ
|
収穫14日前 まで |
4回以内 | 散布 | |||
菌核病 | 700〜 1000倍 |
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あずき | 菌核病 | 5回以内 (種子への処理は 1回以内、 は種後は4回以内) |
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輪紋病 炭疽病 |
1000倍 | ||||||
いんげんまめ | 角斑病 菌核病 苗立枯病 |
700〜 1000倍 |
収穫7日前 まで |
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炭疽病 | 700〜 |
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えんどうまめ | 褐紋病 褐斑病 灰色かび病 |
1500〜 2000倍 |
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実えんどう、 さやえんどう |
2000倍 | 収穫前日 まで |
3回以内 | 4回以内 (種子への処理は 1回以内、 は種後は3回以内) |
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らっかせい | 褐斑病 黒渋病 灰色かび病 |
1500〜 2000倍 |
収穫7日前 まで |
4回以内 | 5回以内 (種子への処理は 1回以内、 は種後は4回以内) |
||
そうか病 | 1500倍 | ||||||
やまのいも | 葉渋病 炭疽病 |
800倍 | 5回以内 | 5回以内 | |||
やまのいも (むかご) |
収穫45日前 まで |
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ばれいしょ | 菌核病 | 1000〜 1500倍 |
収穫7日前 まで |
5回以内 (種いもへの処理は 1回以内) |
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かんしょ | 黒斑病 | 200〜 500倍 |
- | 植付前 | 1回 | 20〜30分間 種いも又は 苗茎部浸漬 |
1回 |
さといも | 20〜30分間 種いも浸漬 |
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キャベツ | 菌核病 | 1000〜 1500倍 |
100〜300ℓ |
収穫3日前 まで |
2回以内 | 散布 | 3回以内 (種子への処理は 1回以内、 は種後は2回以内) |
はくさい | 白斑病 | 1500倍 | 収穫7日前 まで |
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ブロッコリー | 菌核病 | 2000倍 | 収穫14日前 まで |
||||
非結球レタス | 菌核病 灰色かび病 |
1500〜 2000倍 |
収穫21日前 まで |
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せり | 葉枯病 | 1500倍 | 収穫14日前 まで |
||||
食用べにばな (花) |
炭疽病 | ||||||
食用ぎく | 褐斑病 | 収穫28日前 まで |
|||||
セルリー | 斑点病 | 収穫60日前 まで |
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みつば | 菌核病 | 2000倍 | 収穫14日前 まで 但し、 伏せ込み 栽培は 伏せ込み 前まで |
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みしまさいこ | 炭疽病 | 1000倍 | 収穫30日前 まで |
||||
食用ゆり | 鱗茎さび病 | 50倍 | - | 植付前 | 1回 | 球根 瞬間浸漬 |
1回 |
レタス | 菌核病 灰色かび病 |
1500〜 2000倍 |
100〜300ℓ /10a |
収穫7日前 まで |
2回以内 | 散布 | 4回以内 (種子への処理は 1回以内、 灌注は1回以内、 散布は2回以内) |
ビッグベイン病 | 1500倍 | 1.5ℓ/㎡ | 収穫45日前 まで |
1回 | 灌注 | ||
にら | 白斑葉枯病 乾腐病 |
1000倍 | 3ℓ/㎡ | 収穫21日前 まで |
2回以内 (種子への処理は 1回以内、 は種後は1回以内) |
||
メロン | つる枯病 陥没病 |
1500〜 2000倍 |
100〜300ℓ /10a |
収穫前日 まで |
3回以内 | 散布 | 5回以内 (種子への処理は 1回以内、 塗布は1回以内、 散布は3回以内) |
かぼちゃ | 白斑病 | 1000倍 | 5回以内 | 6回以内 (種子への処理は 1回以内、 は種後は5回以内) |
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すいか | 炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
|||||
きゅうり | 菌核病 黒星病 炭疽病 うどんこ病 灰色かび病 つる枯病 |
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うり類 (漬物用) |
炭疽病 うどんこ病 灰色かび病 つる枯病 |
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にがうり | 炭疽病 斑点病 |
||||||
トマト ミニトマト |
葉かび病 灰色かび病 菌核病 |
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なす | 黒枯病 灰色かび病 菌核病 |
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アスパラガス | 茎枯病 立枯病 |
1000倍 | 収穫開始 7日前まで |
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てんさい | 褐斑病 | 2000〜 3000倍 |
収穫7日前 まで |
5回以内 | |||
ピーマン | 黒枯病 | 4000〜 6000倍 |
収穫前日 まで |
3回以内 | 4回以内 (種子への処理は 1回以内、 は種後は3回以内) |
||
ズッキーニ | うどんこ病 | 1500倍 | |||||
オクラ | 葉すす病 | ||||||
いちご | うどんこ病 | 1000倍 | - | 株冷蔵 栽培の 株冷蔵前 |
5分間 株浸漬 |
||
萎黄病 | 300〜 500倍 |
3ℓ/㎡ | 仮植前 | 1時間 苗根部浸漬 |
|||
仮植時及び 仮植栽培期 |
灌注 | ||||||
ねぎ | 小菌核腐敗病 | 1000倍 | 100〜300ℓ /10a |
収穫7日前 まで |
散布 | 5回以内 (種子への処理は 1回以内、 苗根部浸漬及び 苗床灌注は 合計1回以内、 散布及び 株元散布は 合計3回以内) |
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250倍 | チェーンポット 1冊 (30×60cm、 土壌量約5ℓ) 当り1ℓ |
定植直前 | 1回 | 苗床灌注 | |||
萎凋病 小菌核腐敗病 |
20倍 | - | 3分間 苗根部浸漬 |
||||
200倍 | 30分間 苗根部浸漬 |
||||||
たまねぎ | 小菌核病 | 1000倍 | 100〜300ℓ /10a |
収穫前日 まで |
6回以内 (但し 定植後は 5回以内) |
散布 | 7回以内 (種子への処理は 1回以内、 苗根部浸漬は 1回以内、 無人ヘリ散布は 3回以内、 散布は5回以内) |
灰色腐敗病 | 500〜 1000倍 |
||||||
500倍 | - | 定植直前 | 5分間 苗根部浸漬 |
||||
たらのき | 芽枯症 | 2000倍 | 0.1〜0.3ℓ /10㎡ |
伏せ込み後 萌芽前 但し、 収穫21日前 まで |
1回 | 駒木散布 | 3回以内 (伏せ込み前は 2回以内、 伏せ込み後は 1回以内) |
そうか病 | 1500倍 | 200〜700ℓ /10a |
伏せ込み前 但し、 収穫60日前 まで |
2回以内 | 散布 | ||
らっきょう | 乾腐病 | 1000倍 |
700㎖/㎡ | 収穫7日前 まで |
3回以内 | 株元灌注 | 3回以内 |
ししとう | 黒枯病 | 10000倍 |
100〜300ℓ /10a |
収穫前日 まで |
散布 | ||
れんこん | 褐斑病 | 1500倍 | |||||
葉たまねぎ | 黒点葉枯病 | 1000倍 | 収穫14日前 まで |
4回以内 (種子への処理は 1回以内、 は種後は3回以内) |
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しょうが | いもち病 | 収穫7日前 まで |
2回以内 | 2回以内 | |||
なたね | 菌核病 | 開花前 | 1回 | 3回以内 (開花前は1回以内、 開花後は2回以内) |
|||
開花後から 収穫21日前 まで |
2回以内 | ||||||
茶 | 炭疽病 白星病 褐色円星病 輪斑病 |
1500〜 2000倍 |
200〜400ℓ /10a |
摘採7日前 まで |
1回 | 1回 | |
黒葉腐病 | 1500倍 | ||||||
まめ科牧草 | 菌核病 | 2000倍 | 100〜300ℓ /10a |
根雪前 | |||
いね科牧草 | 雪腐大粒菌核病 | 1500〜 2000倍 |
2回以内 | 2回以内 | |||
ばら | うどんこ病 黒星病 |
- | 5回以内 | 5回以内 | |||
シクラメン | 灰色かび病 | ||||||
ゆり | 葉枯病 茎腐病 |
||||||
きく | 褐斑病 | ||||||
さくらそう | 灰色かび病 | ||||||
カーネーション | 芽腐病 | ||||||
けいとう | 茎腐病 輪紋病 |
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ほおずき きんせんか |
半身萎凋病 | ||||||
りんどう | 花腐菌核病 | 1500倍 | |||||
チューリップ | 球根腐敗病 | 球根 重量の 0.1% |
- | 植付前又は 貯蔵前 |
1回 | 球根粉衣 | |
べにばな | 炭疽病 | 1500倍 | 100〜300ℓ /10a |
- | 2回以内 | 散布 | |
観賞用 アスパラガス |
茎枯病 | 500〜 1000倍 |
5回以内 | ||||
花き類・ 観葉植物 |
菌核病 | 1500倍 | |||||
樹木類 (つつじ類、 かし、さくら、 じんちょうげ、 ぼけ、ポプラ、 いぬつげを 除く) |
炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
200〜700ℓ /10a |
発病初期 | |||
うどんこ病 ごま色斑点病 輪紋葉枯病 斑点病 (シュードサーコスポラ菌) |
1000倍 | ||||||
つつじ類 | 褐斑病 | 1500倍 | 100〜300ℓ /10a |
||||
炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
||||||
うどんこ病 ごま色斑点病 輪紋葉枯病 斑点病 (シュードサーコスポラ菌) |
1000倍 | ||||||
さくら | 幼果菌核病 | 1000〜 1500倍 |
200〜700ℓ /10a |
||||
炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
||||||
うどんこ病 ごま色斑点病 輪紋葉枯病 斑点病 (シュードサーコスポラ菌) |
1000倍 | ||||||
かし | 炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
|||||
紫かび病 うどんこ病 ごま色斑点病 輪紋葉枯病 斑点病 (シュードサーコスポラ菌) |
1000倍 | ||||||
じんちょうげ | 炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
100〜300ℓ /10a |
||||
黒点病 うどんこ病 ごま色斑点病 輪紋葉枯病 斑点病 (シュードサーコスポラ菌) |
1000倍 | ||||||
ぼけ | 炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
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褐斑病 うどんこ病 ごま色斑点病 輪紋葉枯病 斑点病 (シュードサーコスポラ菌) |
1000倍 | ||||||
ポプラ | 炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
200〜700ℓ /10a |
||||
マルゾニナ落葉病 うどんこ病 ごま色斑点病 輪紋葉枯病 斑点病 (シュードサーコスポラ菌) |
1000倍 | ||||||
いぬつげ | 炭疽病 | 1500〜 2000倍 |
|||||
枝枯病 うどんこ病 ごま色斑点病 輪紋葉枯病 斑点病 (シュードサーコスポラ菌) |
1000倍 | ||||||
たばこ (苗床) |
腰折病 | 1000〜 2000倍 |
2ℓ/㎡ | 苗床期 | 2回以内 | 2回以内 | |
黒根病 | 1000倍 | ||||||
桑 | 裏うどんこ病 汚葉病 |
1500〜 2000倍 |
100〜300ℓ /10a |
- | 3回以内 | 3回以内 | |
輪斑病 | 1000〜 1500倍 |
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の 総使用回数 | 使用方法 | チオファネートメチルを 含む農薬の総使用回数 |
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トマト | 温室、ガラス室、 ビニールハウス等 密閉できる場所 |
灰色かび病 | 100〜200g /10a |
5ℓ/10a | 収穫前日 まで |
5回以内 | 常温煙霧 | 6回以内 (種子への処理は1回以内、 は種後は5回以内) |
安全使用上の注意
- ボルドー液、無機銅剤との混用は効果の点で不明な点があるのでさけてください。有機銅剤との混用は可能です。
- かんきつの貯蔵病害防除に使用する場合は青かび病、緑かび病、軸腐病、黒斑病、灰色かび病には有効であるが黒腐病には効果が劣るので黒腐病防除が主体の場合は使用しないでください。また、収穫前3週間以内(夏みかん、雑柑類の場合には収穫前2〜3週間の間)に1回散布すると効果的です。
- チューリップの球根粉衣は定植前または貯蔵前に球根1sに対し本剤1gを均一に粉衣してください。
- たばこの親床の消毒は播種後10日目から1週間間隔で3回1u当り2リットル、子床の消毒は仮植後7日目から1週間間隔で3回1u当たり3リットルの薬液をジョロ散布してください。なお、黒根病防除に対しては移植前3回一前日に、かん水がわりとして本剤を散布することが望ましい。
- 麦の雪ぐされ病防除に使用する場合、散布液量は10アール当り100リットルを標準とします。なお、1回散布の場合はなるべく根雪近くに行なうと効果的です。
- りんごのふらん病防除に対する本剤の使用は生育期における病菌の感染侵入阻止を目的とするので、生育期の通年散布をするのが理想ですが、できない場合には芽出し初期、開花直前、収穫後の3回は、必ず胴木洗いもかね防除を実施してください。
- 桑に対する散布は採葉3日前までに行えば蚕に対する悪影響はありません。
- 本剤を大型散布機で使用する場合は各散布機種の散布基準に従って実施してください。
- 水稲の種子消毒に使用する場合は、下記の注意を守ってください。
⑴ 消毒後は水洗せずに浸種又は播種してください。
⑵ 浸漬処理薬液の温度はなるべく10℃以下をさけてください。
⑶ 浸漬処理薬液と籾の容量比は1:1以上とし、種籾はサラン網などの目のあらい袋を用い、薬液処理時によくゆすってください。
⑷ 低濃度(300-500倍)長時間浸漬の場合は、薬液浸漬処理中1〜2回攪拌してください。
⑸ 本剤処理を行なった種子の浸種に当っては次の注意を守ってください。
(ⅰ) 薬剤処理した種籾は少なくとも数時間は放置して、風乾後浸種してください。
(ⅱ) 浸種は停滞水中で行なってください。
(ⅲ) 溶比は1:2とし、水の交換は原則として行なわないでください。ただし、液温が高温の場合など、酸素不足になるおそれがあるときには静かに換水してください。
⑹ 薬剤処理した種子は、食用、飼料には使用しないよう注意してください。
- いちご萎黄病防除に使用する場合は下記の注意を守ってください。
⑴ 萎黄病多発地では本剤の浸漬処理、灌注処理のみでは効果の不充分な場合もあるので、植付前には土壌くん蒸を行ない本剤処理との組み合わせで予防すると有効です。
⑵ 本剤の灌注処理は土壌の種類や条件によって効果に差が認められるので特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
⑶ 萎黄病は土壌温度の高い時(20℃以上)に発生しやすいので、本剤の灌注処理は地温の高い仮植時期におこなってください。
⑷ 灌注処理の場合、土壌条件などによっては葉色が劣ったり、多少生育抑制のみられる場合もあるが、その後の生育や収量への影響は認められていません。
⑸ 根部浸漬の場合は、浸漬時間が長く(所定時間以上)なると薬害(活着不良)を生ずるおそれがあるので処理時間を厳守してください。
- いちごうどんこ病防除に使用する場合は下記の注意を守ってください。
⑴ 本剤による株浸漬処理は、株冷蔵栽培いちごの定植時に、無病苗を得るため、冷蔵前に処理するものです。うどんこ病の発生蔓延時期の防除とは異るので注意してください。
⑵ 浸漬処理薬液が葉裏まで充分付着するように薬液には展着剤を加用し、水沈した苗株を株全体がつかるように浸漬し、苗を薬液中で2〜3回、下にゆすってください。
⑶ 本剤処理した苗株は、水沈せずに半乾きとした後、ビニール袋に入れ、慣行に従って冷蔵してください。
⑷ 冷蔵後・定植前の処理では、効果が劣ることがあるので、必ず冷蔵前に処理してください。
⑸ 本剤処理に当っては、使用時期・方法など誤りのないように注意し、特に初めて処理する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
- アスパラガスの茎枯病防除は、収穫打ち切り後、残茎を取り除き、新しく萌芽した茎を対象としてください。
- 本剤の連続使用によって薬剤耐性菌が出現し、効果が劣った事例があるので、過度の連用をさけ、なるべく作用性の異なる薬剤と組み合わせて輪番で使用してください。
- 麦の赤かび病に対しては開花最盛期に1回、又は開花最盛期頃とその7〜10日後の2回散布としてください。
- 大豆の紫斑病に対しては落花後〜若莢期に2〜3回散布してください。
- みかんのそうか病に対する空中散布液量は10アール当り8リットルです。
- 果樹の白紋羽病に対しかん注処理する場合は、樹幹部周辺の土壌を木の大きさに応じて掘りあげ、根を露出させ、病根をていねいに除去したのち、所定濃度の希釈液(500〜1,000倍)を1本当り成木では200〜300リットル、苗木では20〜30リットルかん注してください。
- かんしょ・さといもの種いも消毒後は水洗せずに薬液が乾いてから植え付けてください。薬剤処理した種いもは食用・飼料に使用しないでください。 大豆の紫斑病防除には種子消毒のみでは不充分なので生育期の散布による防除と組み合わせて使用してください。
- ハウス等の常温煙霧用として使用する場合は、下記の注意を守ってください。
⑴ 専用の常温煙霧機により、所定の方法で煙霧してください。
特に常温煙霧装置の選定及び使用に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。⑵ 作業はできるだけ夕刻に行い、作業終了後6時間以上、できれば翌朝まで密閉してください。
⑶ 作業中及び密封処理中は室内に入らないでください。やむを得ず入室する場合は、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣を着用してください。
⑷ 処理後は扉・窓などを開放し、充分に換気してから入室してください。
- 粉末は眼に刺激性がありますので、眼に入らないように注意してください。 眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
- 本剤は皮ふに刺激性がありますので、散布液調製時及び粉衣・浸漬処理時には、手袋などを着用して、皮ふに付着しないように注意してください。
- 作業後は手足などを石けんでよく洗ってください。
- 密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、小児の手の届かない冷涼・乾燥した所に保管してください。
梱包
10g(箱) (1g分包×10袋)×50
毒性
人畜毒性 普通物
ラット雄 急性経口 LD50>5,000mg/kg
ラット雌 急性経口 LD50=4,350mg/kg
魚毒性
チオファネートメチル コイ 48時間 TLm=11ppm