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トップジンM水和剤

農林水産省登録 第11573号
成分含有量 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン……70.0%
物理的化学的性状 淡褐色水和性粉末45μm
構造式 (チオファネートメチル)
トップジンM水和剤

特徴

  • 日本曹達が発明開発した純国産の強力殺菌剤です。
  • 速効性と残効性を持っており、すばらしい効果が長つづきします。
  • 低濃度で高い効果があり、作物の汚れが少ない農薬です。
  • 強い浸透力があり、植物体に侵入している病原菌を死滅させます。
  • 定期的な予防散布に、激発時のまん延防止にすばらしい効力を発揮します。
  • 広範囲の作物病害に基幹防除剤として威力を発揮します。
  • ほとんどの殺虫剤・殺ダニ剤と混用できます。

使用方法

  • ボルドー液、無機銅剤との混用は効果の点で不明な点があるのでさけてください。有機銅剤との混用は可能です。
  • かんきつの貯蔵病害防除に使用する場合は青かび病、緑かび病、軸腐病、黒斑病、灰色かび病には有効であるが黒腐病には効果が劣るので黒腐病防除が主体の場合は使用しないでください。また、収穫前3週間以内(夏みかん、雑柑類の場合には収穫前2〜3週間の間)に1回散布すると効果的です。

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適用病害名及び薬量

物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期* 本剤の
総使用
回数
使用方法 チオファネートメチルを
含む農薬の
総使用回数
みかん そうか病 30倍 8ℓ/10a 4〜6月 5回以内 空中散布 8回以内
(塗布は3回以内、
散布、空中散布及び
無人ヘリ散布は
合計5回以内)
灰色かび病
そうか病
1000〜
1500倍
200〜700ℓ
/10a
収穫前日
まで
散布
貯蔵病害(軸腐病)
貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
2000〜
3000倍
かんきつ
(みかんを
除く)
貯蔵病害(軸腐病)
貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
8回以内
(塗布は3回以内、
散布は5回以内)
りんご 黒星病
うどんこ病
黒点病
褐斑病
1500〜
2000倍
6回以内 10回以内
(塗布は3回以内、
灌注は1回以内、
散布は6回以内)
腐らん病
モニリア病(実腐れ)
1000〜
1500倍
輪紋病
すす点病
すす斑病
1500倍
白紋羽病 500〜
1000倍
- 休眠期〜
生育期
1回 灌注
なし 黒星病
うどんこ病
1500〜
2000倍
200〜700ℓ
/10a
収穫前日
まで
6回以内 散布 11回以内
(塗布は3回以内、
休眠期の散布は
1回以内、
灌注は1回以内、
生育期の散布は
6回以内)
腐らん病 1000倍
輪紋病 1000〜
1500倍
心腐れ症(胴枯病菌)
胴枯病
1500倍
白紋羽病 500〜
1000倍
- 休眠期 1回 灌注
マルメロ
かりん
腐らん病 1000〜
1500倍
200〜700ℓ
/10a
収穫前日
まで
6回以内 散布 9回以内
(塗布は3回以内、
散布は6回以内)
かき うどんこ病
炭疽病
落葉病
黒星落葉病
10回以内
(塗布は3回以内、
休眠期の散布は
1回以内、
生育期の散布は
6回以内)
もも 灰星病
黒星病
ホモプシス腐敗病
枝折病 1000倍
ぶどう 灰色かび病
褐斑病
うどんこ病
黒とう病
1500〜
2000倍
収穫45日前
まで
1回 5回以内
(塗布は3回以内、
休眠期の散布は
1回以内、
生育期の散布は
1回以内)
晩腐病
芽枯病
1000倍
苦腐病 1000〜
1500倍
おうとう 灰星病
せん孔病
幼果菌核病
収穫14日前
まで
3回以内 6回以内
(塗布は3回以内、
散布は3回以内)
びわ ごま色斑点病 800倍 7回以内
(塗布は3回以内、
散布は3回以内、
灌注は1回以内)
灰斑病 1000倍
白紋羽病 300〜
500倍
- 収穫後
(7月上旬〜
9月上旬)
1回 灌注
小粒核果類 灰星病
環紋葉枯病
葉炭疽病
1500倍 200〜700ℓ
/10a
収穫21日前
まで
3回以内 散布 すももは6回以内
(塗布は3回以内、
休眠期の散布は
1回以内、
生育期の散布は
3回以内)、
その他の
小粒核果類は
6回以内
(塗布は3回以内、
散布は3回以内)
黒星病
黒粒枝枯病
1000〜
1500倍
いちじく 黒葉枯病 1000倍 収穫7日前
まで
5回以内 14回以内
(塗布は3回以内、
灌注は6回以内、
散布は5回以内)
黒かび病 1000〜
1500倍
5回以内
そうか病 1500倍
株枯病 500倍 1ℓ/株 定植期及び
生育期
但し
収穫30日前
まで
6回以内 灌注
キウイフルーツ 果実軟腐病 1000倍 200〜700ℓ
/10a
収穫前日
まで
5回以内 散布 8回以内
(塗布は3回以内、
散布は5回以内)
あけび(果実) うどんこ病 収穫7日前
まで
3回以内 3回以内
オリーブ 梢枯病 収穫30日前
まで
2回以内 5回以内
(塗布は3回以内、
散布は2回以内)
りんご(苗木)

なし(苗木)
白紋羽病 500倍 - 植付前 1回 10分間
根部浸漬
6回以内
もも(苗木) 7回以内
(散布は6回以内)
桑(苗木) 3回以内
水稲 ばか苗病 300〜
500倍
は種前
(浸種前又は
浸種後)
6〜24時間
種子浸漬
3回以内
(種子への処理は
1回以内)
30倍 10分間
種子浸漬
小麦 雪腐病 2000〜
2500倍
60〜150ℓ
/10a
根雪前 3回以内
(出穂期
以降は
2回以内)
散布 4回以内
(種子への処理は
1回以内、
散布及び
無人ヘリ散布は
合計3回以内、
出穂期以降は
2 回以内)
雪腐大粒菌核病 1000倍
250〜
500倍
25ℓ/10a
赤かび病 250倍 60〜150ℓ
/10a
収穫14日前
まで
1000〜
1500倍
うどんこ病 2000倍
眼紋病 1000倍
麦類
(小麦を除く)
雪腐病 2000〜
2500倍
根雪前 3回以内
(出穂期
以降は
1回以内)
3回以内
(種子への処理は
1回以内、
出穂期以降は
1回以内)
赤かび病 1000〜
1500倍
収穫30日前
まで
うどんこ病 2000倍
眼紋病 1000倍
だいず 紫斑病 種子
重量の
0.5%
- は種前 1回 粉衣 4回以内
(種子への処理は
1回以内)
1000〜
1500倍

100〜300ℓ
/10a

 

収穫14日前
まで
4回以内 散布
菌核病 700〜
1000倍
あずき 菌核病 5回以内
(種子への処理は
1回以内、
は種後は4回以内)
輪紋病
炭疽病
1000倍
いんげんまめ 角斑病
菌核病
苗立枯病
700〜
1000倍
収穫7日前
まで
炭疽病

700〜
1500倍

えんどうまめ 褐紋病
褐斑病
灰色かび病
1500〜
2000倍
実えんどう、
さやえんどう
2000倍 収穫前日
まで
3回以内 4回以内
(種子への処理は
1回以内、
は種後は3回以内)
らっかせい 褐斑病
黒渋病
灰色かび病
1500〜
2000倍
収穫7日前
まで
4回以内 5回以内
(種子への処理は
1回以内、
は種後は4回以内)
そうか病 1500倍
やまのいも 葉渋病
炭疽病
800倍 5回以内 5回以内
やまのいも
(むかご)
収穫45日前
まで
ばれいしょ 菌核病 1000〜
1500倍
収穫7日前
まで
5回以内
(種いもへの処理は
1回以内)
かんしょ 黒斑病 200〜
500倍
- 植付前 1回 20〜30分間
種いも又は
苗茎部浸漬
1回
さといも 20〜30分間
種いも浸漬
キャベツ 菌核病 1000〜
1500倍

100〜300ℓ
/10a

収穫3日前
まで
2回以内 散布 3回以内
(種子への処理は
1回以内、
は種後は2回以内)
はくさい 白斑病 1500倍 収穫7日前
まで
ブロッコリー 菌核病 2000倍 収穫14日前
まで
非結球レタス 菌核病
灰色かび病
1500〜
2000倍
収穫21日前
まで
せり 葉枯病 1500倍 収穫14日前
まで
食用べにばな
(花)
炭疽病
食用ぎく 褐斑病 収穫28日前
まで
セルリー 斑点病 収穫60日前
まで
みつば 菌核病 2000倍 収穫14日前
まで
但し、
伏せ込み
栽培は
伏せ込み
前まで
みしまさいこ 炭疽病 1000倍 収穫30日前
まで
食用ゆり 鱗茎さび病 50倍 - 植付前 1回 球根
瞬間浸漬
1回
レタス 菌核病
灰色かび病
1500〜
2000倍
100〜300ℓ
/10a
収穫7日前
まで
2回以内 散布 4回以内
(種子への処理は
1回以内、
灌注は1回以内、
散布は2回以内)
ビッグベイン病 1500倍 1.5ℓ/㎡ 収穫45日前
まで
1回 灌注
にら 白斑葉枯病
乾腐病
1000倍 3ℓ/㎡ 収穫21日前
まで
2回以内
(種子への処理は
1回以内、
は種後は1回以内)
メロン つる枯病
陥没病
1500〜
2000倍
100〜300ℓ
/10a
収穫前日
まで
3回以内 散布 5回以内
(種子への処理は
1回以内、
塗布は1回以内、
散布は3回以内)
かぼちゃ 白斑病 1000倍 5回以内 6回以内
(種子への処理は
1回以内、
は種後は5回以内)
すいか 炭疽病 1500〜
2000倍
きゅうり 菌核病
黒星病
炭疽病
うどんこ病
灰色かび病
つる枯病
うり類
(漬物用)
炭疽病
うどんこ病
灰色かび病
つる枯病
にがうり 炭疽病
斑点病
トマト
ミニトマト
葉かび病
灰色かび病
菌核病
なす 黒枯病
灰色かび病
菌核病
アスパラガス 茎枯病
立枯病
1000倍 収穫開始
7日前まで
てんさい 褐斑病 2000〜
3000倍
収穫7日前
まで
5回以内
ピーマン 黒枯病 4000〜
6000倍
収穫前日
まで
3回以内 4回以内
(種子への処理は
1回以内、
は種後は3回以内)
ズッキーニ うどんこ病 1500倍
オクラ 葉すす病
いちご うどんこ病 1000倍 - 株冷蔵
栽培の
株冷蔵前
5分間
株浸漬
萎黄病 300〜
500倍
3ℓ/㎡ 仮植前 1時間
苗根部浸漬
仮植時及び
仮植栽培期
灌注
ねぎ 小菌核腐敗病 1000倍 100〜300ℓ
/10a
収穫7日前
まで
散布 5回以内
(種子への処理は
1回以内、
苗根部浸漬及び
苗床灌注は
合計1回以内、
散布及び
株元散布は
合計3回以内)
250倍 チェーンポット
1冊
(30×60cm、
土壌量約5ℓ)
当り1ℓ
定植直前 1回 苗床灌注
萎凋病
小菌核腐敗病
20倍 - 3分間
苗根部浸漬
200倍 30分間
苗根部浸漬
たまねぎ 小菌核病 1000倍 100〜300ℓ
/10a
収穫前日
まで
6回以内
(但し
定植後は
5回以内)
散布 7回以内
(種子への処理は
1回以内、
苗根部浸漬は
1回以内、
無人ヘリ散布は
3回以内、
散布は5回以内)
灰色腐敗病 500〜
1000倍
500倍 - 定植直前 5分間
苗根部浸漬
たらのき 芽枯症 2000倍 0.1〜0.3ℓ
/10㎡
伏せ込み後
萌芽前
但し、
収穫21日前
まで
1回 駒木散布 3回以内
(伏せ込み前は
2回以内、
伏せ込み後は
1回以内)
そうか病 1500倍 200〜700ℓ
/10a
伏せ込み前
但し、
収穫60日前
まで
2回以内 散布
らっきょう 乾腐病 1000倍
700㎖/㎡ 収穫7日前
まで
3回以内 株元灌注 3回以内
ししとう 黒枯病 10000倍
100〜300ℓ
/10a
収穫前日
まで
散布
れんこん 褐斑病 1500倍
葉たまねぎ 黒点葉枯病 1000倍 収穫14日前
まで
4回以内
(種子への処理は
1回以内、
は種後は3回以内)
しょうが いもち病 収穫7日前
まで
2回以内 2回以内
なたね 菌核病 開花前 1回 3回以内
(開花前は1回以内、
開花後は2回以内)
開花後から
収穫21日前
まで
2回以内
炭疽病
白星病
褐色円星病
輪斑病
1500〜
2000倍
200〜400ℓ
/10a
摘採7日前
まで
1回 1回
黒葉腐病 1500倍
まめ科牧草 菌核病 2000倍 100〜300ℓ
/10a
根雪前
いね科牧草 雪腐大粒菌核病 1500〜
2000倍
2回以内 2回以内
ばら うどんこ病
黒星病
- 5回以内 5回以内
シクラメン 灰色かび病
ゆり 葉枯病
茎腐病
きく 褐斑病
さくらそう 灰色かび病
カーネーション 芽腐病
けいとう 茎腐病
輪紋病
ほおずき
きんせんか
半身萎凋病
りんどう 花腐菌核病 1500倍
チューリップ 球根腐敗病 球根
重量の
0.1%
- 植付前又は
貯蔵前
1回 球根粉衣
べにばな 炭疽病 1500倍 100〜300ℓ
/10a
2回以内 散布
観賞用
アスパラガス
茎枯病 500〜
1000倍
5回以内
花き類・
観葉植物
菌核病 1500倍
樹木類
(つつじ類、
かし、さくら、
じんちょうげ、
ぼけ、ポプラ、
いぬつげを
除く)
炭疽病 1500〜
2000倍
200〜700ℓ
/10a
発病初期
うどんこ病
ごま色斑点病
輪紋葉枯病
斑点病
(シュードサーコスポラ菌)
1000倍
つつじ類 褐斑病 1500倍 100〜300ℓ
/10a
炭疽病 1500〜
2000倍
うどんこ病
ごま色斑点病
輪紋葉枯病
斑点病
(シュードサーコスポラ菌)
1000倍
さくら 幼果菌核病 1000〜
1500倍
200〜700ℓ
/10a
炭疽病 1500〜
2000倍
うどんこ病
ごま色斑点病
輪紋葉枯病
斑点病
(シュードサーコスポラ菌)
1000倍
かし 炭疽病 1500〜
2000倍
紫かび病
うどんこ病
ごま色斑点病
輪紋葉枯病
斑点病
(シュードサーコスポラ菌)
1000倍
じんちょうげ 炭疽病 1500〜
2000倍
100〜300ℓ
/10a
黒点病
うどんこ病
ごま色斑点病
輪紋葉枯病
斑点病
(シュードサーコスポラ菌)
1000倍
ぼけ 炭疽病 1500〜
2000倍
褐斑病
うどんこ病
ごま色斑点病
輪紋葉枯病
斑点病
(シュードサーコスポラ菌)
1000倍
ポプラ 炭疽病 1500〜
2000倍
200〜700ℓ
/10a
マルゾニナ落葉病
うどんこ病
ごま色斑点病
輪紋葉枯病
斑点病
(シュードサーコスポラ菌)
1000倍
いぬつげ 炭疽病 1500〜
2000倍
枝枯病
うどんこ病
ごま色斑点病
輪紋葉枯病
斑点病
(シュードサーコスポラ菌)
1000倍
たばこ
(苗床)
腰折病 1000〜
2000倍
2ℓ/㎡ 苗床期 2回以内 2回以内
黒根病 1000倍
裏うどんこ病
汚葉病
1500〜
2000倍
100〜300ℓ
/10a
- 3回以内 3回以内
輪斑病 1000〜
1500倍
作物名 適用場所 適用病害虫名 使用量 使用液量 使用時期 本剤の
総使用回数
使用方法 チオファネートメチルを
含む農薬の総使用回数
トマト 温室、ガラス室、
ビニールハウス等
密閉できる場所
灰色かび病 100〜200g
/10a
5ℓ/10a 収穫前日
まで
5回以内 常温煙霧 6回以内
(種子への処理は1回以内、
は種後は5回以内)

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安全使用上の注意

  • ボルドー液、無機銅剤との混用は効果の点で不明な点があるのでさけてください。有機銅剤との混用は可能です。
  • かんきつの貯蔵病害防除に使用する場合は青かび病、緑かび病、軸腐病、黒斑病、灰色かび病には有効であるが黒腐病には効果が劣るので黒腐病防除が主体の場合は使用しないでください。また、収穫前3週間以内(夏みかん、雑柑類の場合には収穫前2〜3週間の間)に1回散布すると効果的です。
  • チューリップの球根粉衣は定植前または貯蔵前に球根1sに対し本剤1gを均一に粉衣してください。
  • たばこの親床の消毒は播種後10日目から1週間間隔で3回1u当り2リットル、子床の消毒は仮植後7日目から1週間間隔で3回1u当たり3リットルの薬液をジョロ散布してください。なお、黒根病防除に対しては移植前3回一前日に、かん水がわりとして本剤を散布することが望ましい。
  • 麦の雪ぐされ病防除に使用する場合、散布液量は10アール当り100リットルを標準とします。なお、1回散布の場合はなるべく根雪近くに行なうと効果的です。
  • りんごのふらん病防除に対する本剤の使用は生育期における病菌の感染侵入阻止を目的とするので、生育期の通年散布をするのが理想ですが、できない場合には芽出し初期、開花直前、収穫後の3回は、必ず胴木洗いもかね防除を実施してください。
  • 桑に対する散布は採葉3日前までに行えば蚕に対する悪影響はありません。
  • 本剤を大型散布機で使用する場合は各散布機種の散布基準に従って実施してください。
  • 水稲の種子消毒に使用する場合は、下記の注意を守ってください。

    ⑴ 消毒後は水洗せずに浸種又は播種してください。

    ⑵ 浸漬処理薬液の温度はなるべく10℃以下をさけてください。

    ⑶ 浸漬処理薬液と籾の容量比は1:1以上とし、種籾はサラン網などの目のあらい袋を用い、薬液処理時によくゆすってください。

    ⑷ 低濃度(300-500倍)長時間浸漬の場合は、薬液浸漬処理中1〜2回攪拌してください。

    ⑸ 本剤処理を行なった種子の浸種に当っては次の注意を守ってください。

    (ⅰ) 薬剤処理した種籾は少なくとも数時間は放置して、風乾後浸種してください。

    (ⅱ) 浸種は停滞水中で行なってください。

    (ⅲ) 溶比は1:2とし、水の交換は原則として行なわないでください。ただし、液温が高温の場合など、酸素不足になるおそれがあるときには静かに換水してください。

    ⑹ 薬剤処理した種子は、食用、飼料には使用しないよう注意してください。

  • いちご萎黄病防除に使用する場合は下記の注意を守ってください。

    ⑴ 萎黄病多発地では本剤の浸漬処理、灌注処理のみでは効果の不充分な場合もあるので、植付前には土壌くん蒸を行ない本剤処理との組み合わせで予防すると有効です。

    ⑵ 本剤の灌注処理は土壌の種類や条件によって効果に差が認められるので特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

    ⑶ 萎黄病は土壌温度の高い時(20℃以上)に発生しやすいので、本剤の灌注処理は地温の高い仮植時期におこなってください。

    ⑷ 灌注処理の場合、土壌条件などによっては葉色が劣ったり、多少生育抑制のみられる場合もあるが、その後の生育や収量への影響は認められていません。

    ⑸ 根部浸漬の場合は、浸漬時間が長く(所定時間以上)なると薬害(活着不良)を生ずるおそれがあるので処理時間を厳守してください。

  • いちごうどんこ病防除に使用する場合は下記の注意を守ってください。

    ⑴ 本剤による株浸漬処理は、株冷蔵栽培いちごの定植時に、無病苗を得るため、冷蔵前に処理するものです。うどんこ病の発生蔓延時期の防除とは異るので注意してください。

    ⑵ 浸漬処理薬液が葉裏まで充分付着するように薬液には展着剤を加用し、水沈した苗株を株全体がつかるように浸漬し、苗を薬液中で2〜3回、下にゆすってください。

    ⑶ 本剤処理した苗株は、水沈せずに半乾きとした後、ビニール袋に入れ、慣行に従って冷蔵してください。

    ⑷ 冷蔵後・定植前の処理では、効果が劣ることがあるので、必ず冷蔵前に処理してください。

    ⑸ 本剤処理に当っては、使用時期・方法など誤りのないように注意し、特に初めて処理する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

  • アスパラガスの茎枯病防除は、収穫打ち切り後、残茎を取り除き、新しく萌芽した茎を対象としてください。
  • 本剤の連続使用によって薬剤耐性菌が出現し、効果が劣った事例があるので、過度の連用をさけ、なるべく作用性の異なる薬剤と組み合わせて輪番で使用してください。
  • 麦の赤かび病に対しては開花最盛期に1回、又は開花最盛期頃とその7〜10日後の2回散布としてください。
  • 大豆の紫斑病に対しては落花後〜若莢期に2〜3回散布してください。
  • みかんのそうか病に対する空中散布液量は10アール当り8リットルです。
  • 果樹の白紋羽病に対しかん注処理する場合は、樹幹部周辺の土壌を木の大きさに応じて掘りあげ、根を露出させ、病根をていねいに除去したのち、所定濃度の希釈液(500〜1,000倍)を1本当り成木では200〜300リットル、苗木では20〜30リットルかん注してください。
  • かんしょ・さといもの種いも消毒後は水洗せずに薬液が乾いてから植え付けてください。薬剤処理した種いもは食用・飼料に使用しないでください。 大豆の紫斑病防除には種子消毒のみでは不充分なので生育期の散布による防除と組み合わせて使用してください。
  • ハウス等の常温煙霧用として使用する場合は、下記の注意を守ってください。

    ⑴ 専用の常温煙霧機により、所定の方法で煙霧してください。
    特に常温煙霧装置の選定及び使用に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。

    ⑵ 作業はできるだけ夕刻に行い、作業終了後6時間以上、できれば翌朝まで密閉してください。

    ⑶ 作業中及び密封処理中は室内に入らないでください。やむを得ず入室する場合は、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣を着用してください。

    ⑷ 処理後は扉・窓などを開放し、充分に換気してから入室してください。

  • 粉末は眼に刺激性がありますので、眼に入らないように注意してください。 眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 本剤は皮ふに刺激性がありますので、散布液調製時及び粉衣・浸漬処理時には、手袋などを着用して、皮ふに付着しないように注意してください。
  • 作業後は手足などを石けんでよく洗ってください。
  • 密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、小児の手の届かない冷涼・乾燥した所に保管してください。

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梱包

10g(箱) (1g分包×10袋)×50

毒性

人畜毒性 普通物
ラット雄 急性経口 LD50>5,000mg/kg
ラット雌 急性経口 LD50=4,350mg/kg

魚毒性
チオファネートメチル コイ 48時間 TLm=11ppm

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