カルクロン
特徴
- 作物のカルシウム欠乏によるいろいろな症状に的確な効果があり、品質のよい作物が収穫できます。
- 葉面からの吸収がよく、過湿または乾燥時で根が弱っている場合でも高い効果が期待できます。
- 本剤の定期的な散布によって軟ぷ病などの病害に抵抗力が高まります。
使用方法
対象作物名 | 主な欠乏症状 | 希釈倍数 (倍) |
水10ℓ当たり 薬量(g) |
使用方法 |
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トマト | 果実の尻ぐされ症・新葉の黄化 | 200 | 50 | 葉面散布 |
はくさい・キャベツ | ふちぐされ・芯ぐされ症 | |||
たまねぎ・セルリー | 芯ぐされ症 | |||
はなやさい | 新葉の先枯れ症 | |||
かぼちゃ・なす・きゅうり | 葉縁の黄白化 | 300 | 33 | |
さつまいも | 新葉の黄化 | 200 | 50 | |
いちご | チップバーン | |||
りんご | ビターピット(苦とう病) | 200〜500 | 50〜20 | 葉面・果面に散布 |
ぶどう | 新葉葉縁の葉焼け症 | 300 | 33 | 葉面散布 |
てんさい | 芯焼け症 | 200 | 50 | |
そらまめ | 種子腐敗 | 350〜700 | 14〜28 | 播種床灌注 |
安全使用上の注意
- 規定濃度はよく守ってください。濃過ぎると薬害の原因となり、薄いと効果がおとります。
- トマトの尻ぐされには開花時が最も有効ですから、第1、第2、第3花房の各第1花の開花時をねらって3回散布してください。
- セルリー、かぼちゃ、さつまいも、ぶどうの場合は、若葉の症状に注意し、早めに散布を開始して、7〜10日間隔で3〜4回散布してください。
- はくさい・キャベツのふちぐされ・芯ぐされには、早めに散布を開始して7〜10日間隔に3〜4回散布してください。とくに結球するまでに散布することが必要です。
- りんごでビターピット(苦とう病)が発生する園では、6月上旬〜7月中旬の間に7〜10日おきに3〜5回、果実に充分かかるように散布してください。
- たまねぎの芯ぐされの場合は地上部の症状では判断しにくいので、例年芯ぐされの多い圃場では、倒伏期までに展着剤を加えて2〜4回散布してください。
- いずれの場合も散布がおくれると効果が出にくいので早めに散布してください。
- 本剤の適期散布で効果があらわれない場合は、他の原因が考えられますので病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
- 本剤は吸湿性が強いので、使用残りの葉剤は必ず密封し、乾燥した所に保管してください。
- 万一吸湿して固まった場合でも、効果・薬害等には悪影響はありません。
梱包
500g×20袋
備考
普通物