エイゲン水和剤
農林水産省登録 | 第21528号 |
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成分含有量 | ピリブチカルブ……47.0% |
物理的化学的性状 | 類白色水和性粉末 |

特徴
- スズメノカタビラ、メヒシバなどの一年生イネ科雑草の発芽を御制します。
- ターフが完成した日本芝、ベントグラス、ブルーグラスに使用できます。グリーン条件でも使用可能です。
- 葉枯性病害、葉腐病害などの主要芝病害の発生を抑えます。
- 人畜毒性・魚毒性が低く、周辺環境への悪影響が少ない薬剤です。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 希釈倍数 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 |
使用方法 | ピリブチカルブを含む 農薬の総使用回数 |
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芝(日本芝) | 疑似葉腐病(春はげ症) | 200倍 | 休眠期 | 4回以内 | 1㎡当り 0.3ℓ散布 |
4回以内 |
葉腐病(ラージパッチ) | 発病初期 | |||||
ヘルミントスポリウム葉枯病 カーブラリア葉枯病 |
200〜300倍 | |||||
芝(ベントグラス) | ヘルミントスポリウム葉枯病 カーブラリア葉枯病 葉腐病(ブラウンパッチ) |
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ダラースポット病 | 200倍 | |||||
雪腐小粒菌核病 | 根雪前 |
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 使用回数 | 使用方法 | ピリブチカルブを含む 農薬の総使用回数 |
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薬量 | 希釈水量 | ||||||
日本芝 | 畑地一年生 イネ科雑草 |
芝生育期 (雑草発生前) |
750〜1500g /10a |
200〜250ℓ /10a |
4回以内 (但し、 除草剤としては 3回以内) |
散布 | 4回以内 (但し、 除草剤としては 3回以内) |
西洋芝(ブルーグラス) 西洋芝(べントグラス) |
250ℓ/10a |
芝生使用上での注意
- 健全な芝生に使用してください。芝生の生育を抑制しますので、下記の芝生には使用しないでください。
- 1.張り付け直後の芝 2.栽培芝 3.虫害・病害で弱っている芝 4.踏圧・擦り切れで弱っている芝
- 発生した雑草には効果がありませんので、手取り除草を実施してから使用してください。
- グリーン及びグリーン周辺に散布するときは、除草剤専用ノズルを使用し、規定の薬量を超えないよう均一に散布してください。
- 夏期高温時は使用しないでください。
- 芝の根長が5cm以下の場合には生育に影響が出ますので、根長を確認してから使用してください。
- サンドグリーンの洋芝に使用するときは、薬害の確認試験を実施したうえで、使用してください。
効果薬害等の注意
- 本剤の所定量を所要量の水にうすめ、よくかきまぜてから散布してください。散布液調整後はできるだけ速やかに散布してください。
- 乾燥時では使用水量を多めにして散布してください。
- 本剤は雑草発生前の処理が有効で発芽後の雑草には効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。
- 本剤を連続散布する場合には、芝の生育抑制を生ずる恐れがあるので、散布間隔を1ヶ月以上あけてください。
- 本剤は広葉雑草には効果が劣るので、これらの優先圃場での使用は避けてください。
- 葉腐病(ブラウンパッチ)に使用する場合、多発生条件では効果が劣ることがあるので、所定範囲の高濃度(200倍)で散布してください。
- 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は弊社または病害虫防除所等関係機関の指導を受ける事が望ましいです。
注意事項
- 誤飲・誤食のないよう注意してください。誤って飲み込んだり、食べたりした場合は吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください、(但し、意識がなく、けいれんのある場合は吐き出させないこと)。
- 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意し、眼に入った場合には直ちに十分に水洗して、眼科医の手当を受けてください。
- 散布の際は保護眼鏡・農薬用マスク、保護手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを必ず着用してください。
- 散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- 散布器具、容器の洗浄水及び残りの薬液は河川等に流出しないよう十分注意してください。
- 空容器、空袋等の処理は、関係法令を遵守し、適切に安全に行ってください。
〔保管〕密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所に保管してください。
梱包
500g×20袋入り
毒性
人畜毒性:普通物
魚毒性:
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
- 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
抗菌活性
病害名 | 病原菌名 | 活性 |
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葉腐病(ブラウンパッチ) 葉腐病(ラージパッチ) ダラースポット病 ヘルミントスポリウム葉枯病 カーブラリア葉枯病 擬似葉腐病 雪腐褐色小粒菌核病 雪腐黒色小粒菌核病 |
Rhizoctonia
solani[AG-2-2・IIIB] Rhizoctonia solani[AG-2-2(LP)] Sclerotinia homoeocarpa Helminthosporium spp. Curvularia geniculata Ceratobasidium spp. Typhula incarnata Typhula ishikariensis |
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