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アグリメイト

特殊肥料 熊本県第7‐6号
成分含有量 カルシウム(CaOとして13%)
〔内有機酸キレートカルシウム6%、塩化カルシウム7%〕
物理的化学的性状 淡褐色液体 pH6.1(500倍希釈時) 比重 1.24
アグリメイト

特徴

  • 作物のカルシウム欠乏症の予防には、カル シウム剤の葉面散布が必要です。
  • 本剤には、無機態カルシウムとして最も吸収されやすい塩化カルシウムと、有機酸カルシウムとしてグルコン酸カルシウム・乳酸カルシウム・酢酸カルシウムが含まれています。
  • 有機酸カルシウムは、有機酸キレートカルシウムとして存在しており、葉面から効率よくカルシウムを吸収し、植物体内をスムーズに移行します。
  • カルシウムの補給により、細胞分裂時の細胞壁の形成が順調に行われ、新葉・新根・果実の生長が活発となります。
  • 窒素成分を含まないので、生殖生長期にも安心して使用することができます。
  • 希釈しやすい液状タイプです。

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使用方法

対象作物名 カルシウム欠乏症及び
肥効・機能効果
希釈倍数
(倍)
散布時期・回数
カンキツ類 果皮強化、水腐れ軽減、裂果軽減、
浮皮軽減、新梢充実
500〜1000 1.新梢伸長期から10日間隔で3回散布
2.養分転換期から10日間隔で3回散布
3.着色初めから10日間隔で3回散布
りんご ビターピット予防、コルクスポット予防、
油上がり軽減
1.6月上旬から7〜10日間隔で3回散布
2.8月下旬から7〜10日間隔で3回散布
なし みつ症(水浸果)軽減、
ていあ部の亀裂(尻割れ果)軽減、
コルクスポット・石ナシ果予防、
ユズ肌症軽減、新梢充実
1.満開10〜14日後から10日間隔で3〜4回散布
2.果実肥大始めから3〜4回散布
3.新高は8月下旬に更に1回散布する。
ぶどう 新葉・新梢の充実
新葉葉緑の葉焼け症軽減
新梢伸長期から10〜14日間隔で3回散布
かき うるみ果(汚染果)の軽減 1.新梢伸長期から10日間隔で3回散布
2.幼果期から1ヶ月間隔で2〜3回散布
びわ 裂果症の予防
そばかす症の予防
幼果期から10〜14日間隔で3回散布
トマト
ピーマン
尻腐れ果・新葉黄化の予防 500〜600 各花房の開花初期ごとに、花房、新葉、生長点によくかかるように散布
白菜
キャベツ
レタス
芯腐れ症・黒れ症の予防 定植活着後から結球初めまでに新葉、結球部によくかかるように3〜4回散布
たまねぎ 芯腐れ症の予防 倒伏期までに7〜10日間隔で3〜4回散布
いちご チップバーンの予防、
果実硬度の向上
500〜1000 定植後、新葉展開期及び各花房の開花初期ごとに3〜4回散布
ばれいしょ 生育増進、倒伏防止、
イモの肥大、
品質向上(デンプン含有の増加)
開花期を中心に7〜10日間隔で3回散布
さつまいも つるぼけ防止、品質向上 6〜7月に2〜3回散布
セルリー 芯腐れ症の予防 生育期に3〜4回散布
しゅんぎく 芯枯れ症の予防 生育期に3〜4回散布
ききょう
トルコギキョウ
葉先枯れ症の予防 生育期に3〜4回散布

その他のカルシウム欠乏症

●メロン(発酵果、変形果)
●すいか(変形果)
●なす(葉縁の黄化、がく割れ果)
●きゅうり(落下傘葉、クビレ果、葉縁の黄化)
●はなやさい(新葉の先枯れ症)
●だいこん・かぶ(芯ぐされ、葉縁の黄化)
●サトイモ(芽つぶれ症)
●そらまめ(種子腐敗)
●てんさい(芯焼け症)
●チューリップ(首折れ曲り)
●もも(みつ症)

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安全使用上の注意

  • 使用前にはラベルや説明書をよく読んでく ださい。
  • ラベルや説明書の記載以外には使用しないでください。
  • 本剤は小児の手の届く所には置かないでください。
  • 酸性の液体なので皮膚に付着しないように注意し、万一付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 酸性の液体なので眼に入らないように注意し、万一眼に入った場合には直ちに15分以上洗眼し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 誤飲した時は多量の水を飲ませて吐かせ、直ちに医師の手当てを受けてください。
  • 夏の日中を避け、朝夕の涼しい時に散布してください。
  • 農薬を混用する場合は本剤を希釈してから農薬を添加してください。
  • 本剤には展着剤は含まれておりません。
  • カルシウム欠乏症が発現した細胞は回復しませんので、手遅れになら ないように早めに散布してください。
  • 欠乏症が出やすい果実、新葉、生長点、結球部によくかかるように十分量散布してください。
  • 「石灰硫黄合剤」と混合すると、有毒ガスが発生する恐れがあり、危険ですから混用は行わないこと。
  • 密栓し、直射日光を避け、冷涼な所に保管してください。

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梱包

250㎖×24本

備考

カルシウム欠乏症について

カルシウムは植物組織中の細胞壁の形成に不可欠で、また細胞と細胞をつなげているペクチン酸と結合して組織を強化するのに役立っています。カルシウムが欠乏すると、細胞壁が形成されず、細胞の増殖が起こらないため、細胞の崩壊・壊死を生じます。
特に、細胞分裂の活発な新根・新葉・果実に発現しやすいと言われています。根から吸収されたカルシウムは 植物体内を移動しにくく、また、古い組織からのカルシウムの再転流・補給ははとんどありません。一方、カルシウム欠乏により壊死した細胞は回復しません。従って、カルシウム欠乏症の出やすい作物は、予防的に早い時期から生長部位を中心にアグリメイトを葉面散布 し、カルシウムが不足しないように常に補給する必要があります。

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