カルアミーゴ
特徴
- 本剤の補給により、細胞分裂時の細胞壁の形成が順調に行われ、新葉・新根・果実の生長が活発になります。また、細胞自体が強化されるので、品質・日持ちが向上します。
- 窒素成分を含まないので、生殖生長期にも安心して使用で きます。
- 多くの種類の農薬・肥料との希釈混用が可能です。
※詳しくはお問い合わせください。 - 希釈しやすい液状タイプです。
使用方法
散布液量は一般農薬と同一
対象作物 | 肥効 | 使用濃度 | 使用方法 |
---|---|---|---|
野菜・果樹 | カルシウム欠乏症の予防・緩和 | 500〜1000倍 | 葉面散布 |
●上手な使い方
カルシウム欠乏症により壊死した細胞は回復しませんので、早い時期から成長部位を中心に「カルアミーゴ」を定期的に葉面散布し、発生を予防してください。
代表的な作物 | 欠乏症状例 |
---|---|
はくさい・キャベツ・レタス | 芯腐症・縁腐症 |
トマト・ピーマン | 尻腐果・新葉黄化 |
いちご | チップバーン |
りんご | ビターピット・コルクスポット・油上がり |
なし | みつ症・コルクスポット・ユズ肌症 |
かんきつ類 | 浮皮・水腐れ・裂果 |
その他のカルシウム欠乏症
●ぶどう(新葉葉縁の葉焼症) ●おうとう(うるみ果) ●しゅんぎく(芯枯症) ●かき(うるみ果) ●たまねぎ・セルリー(芯腐症) ●メロン(発酵果・変形果) ●ききょう・トルコギキョウ(葉先枯症) |
●びわ(裂果症・そばかす症) ●なす(葉縁の黄化、がく割れ果) ●そらまめ(種子腐敗) ●すいか(変形果) ●てんさい(芯焼け症) ●きゅうり(落花傘葉、クビレ果、葉縁の黄化) |
●はなやさい(新葉の先枯れ症) ●もも(みつ症) ●チューリップ(首折れ曲り) ●だいこん・かぶ(芯腐症、葉縁の黄化) ●さといも(芽つぶれ症) ●さつまいも(つるぼけ) |
安全使用上の注意
- 使用直前に妖気をよく振ってください。
- 使用前にラベルの表示事項をよく読んでください。
- カルシウム欠乏症が発現しあ細胞は回復しませんので、手遅れにならないように早めに散布してください。
- カルシウム欠乏症が出やすい部位(花房、果実、新葉、生長点、結球部など)によくかかるように十分量散布してください。
- 皮ふに付着しないように注意し、付着した時は直ちに石けんでよく洗い落してください。
- 本剤が眼に入らないように注意し、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の診断を受けてください。
- 誤飲・誤食などのないように注意し、誤って飲み込んだ場合は吐き出させ、直ちに医師の診断を受けてください。
- 農薬を混用する場合は本剤を希釈してから農薬を添加してください。
- 石灰硫黄合剤と混合すると有毒ガスが発生する危険性があるので混用はしないでください。
- 保管は密栓し、火気や直射日光を避け、食品と区別し小児の手の届かない冷涼な場所に保管してください。
- 破損しないように注意して取り扱って下さい。荷崩れ防止を確実に行って下さい。
梱包
2リットル(2.45kg)×6本
備考
●カルシウム欠乏症について
カルシウムは植物組織中の細胞壁の形成に不可欠で、また細胞と細胞をつなげているペクチン酸と結合して組織を強化するのに役立っています。カルシウムが欠乏すると、細胞壁が形成されず、細胞の増殖が起こらないため、細胞の崩壊・壊死を生じます。
特に、細胞分裂の活発な新根・新葉・果実に発現しやすいと言われています。根から吸収されたカルシウムは植物体内を移動しにくく、また、古い組織からのカルシウムの再転流・補給ははとんどありません。一方、カルシウム欠乏により壊死した細胞は回復しません。従って、カルシウム欠乏症の出やすい作物は、予防的に早い時期から生長部位を中心にアグリメイトを葉面散布し、カルシウムが不足しないように常に補給する必要があります。